雛月加代が失踪した日が判明すれば、事件を阻止できるはず。そう考えた悟は、彼女の誕生日までの間にXデーがあると推察する。さっそく雛月に誕生日を尋ねるも、些細なことから距離ができたことで失敗に終わってしまう。それでも悟は職員室へ赴き、八代から聞き出すことに成功。3月1日こそがXデーであると確信し、雛月の家に赴き様子を伺う。だが、そこで見たものは、物置にボロボロの姿で監禁された雛月の姿だった……。
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Xデーまであと1週間。事件そのものを無くそうと意気込む悟は、一人にさせないよう、雛月を科学センターに誘う。だが、彼女の母親が許さない。そこに現れたのは佐知子だった。そのフォローのおかげで、共に科学センターに行くことができた悟。そこで彼は雛月と18年前にも同じ会話をしたのを思い出す。リバイバル前と同じ時のレールに乗っているのではという疑念、そして迎えたXデーの当日……。
自宅に帰らずに廃バスの隠れ家で過ごす雛月と、それをサポートする悟たち。雛月を自らの手で失踪させ、警察や役所の介入を招くことで母親や誘拐犯から遠ざける、それが悟が描いたシナリオだ。悟やケンヤの予想より周囲の大人たちの反応は鈍く、不登校が続く雛月に対して対策が成されぬまま数日が過ぎる。佐知子や八代だけが悟の行動の変化から事態に気がつき始めていた。そしてある夜に隠れ家にやってきた大人の男、その人物が遺した段ボール箱の内容を見た悟は戦慄する…
3日にわたる行方不明の期間を経て、自宅へと戻る雛月。母親である明美は、彼女の後ろに控える悟・佐知子の姿を見て、怒りのあまりシャベルを振り回す。間一髪、その一撃を避ける佐知子。そして見計らっていたように、児童相談所の職員と八代が現れた。雛月の一時保護を伝える職員に明美は反発し、警察に行くと息巻いた。3日間の誘拐を警察で話されると悟たちが不利になる…そんな状況の中、八代が連れてきた誰も予期せぬ人物が、事態を急変させる……。
次の被害者となる中西彩のひとりぼっちをなくすため、彼女に声を掛ける悟たち。最初は取り合わなかった彩だが、カズの一言がきっかけとなり、悟たちのアジトへ顔を出すようになる。ヒロミも含め、殺されるはずだった三人は犯人のターゲットから外れた。だが、悟には「犯人は代わりに誰を狙うのか」が気にかかる。最近クラスで浮きがちだった美里がひとりぼっちになるのを防ごうとする悟。アイスホッケー試合会場の美里を尾行していると、彼女の姿が突如消えた。慌てた悟は担任の八代に頼みこんで不審なトラックを追うがその先には…。
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